■ 遠視ってなんだろう ■
 
 正視の場合、レンズも角膜もふくらまずに、つまり眼に緊張をかけずに、遠くの三角形をみることができます。
 遠視には2つの原因があります。一つは水晶体(レンズ)が普通より薄いため、遠くの三角形の像が網膜の後ろにできます。網膜ではぼやけた像になります。
 2つ目は生まれつき眼軸が短いため、遠くの三角形が網膜に像を結びません。
網膜では像はぼやけます。
 遠視の状態で生まれた子供は、遠くのものが見にくいため、レンズをふくらましてみようとし、見ることができるようです。遠視は遠くがよく見えるから、良いことと考えるようですが、間違いです。これは眼にかなりの緊張を強いるためよくないことです。親はこれに気づかないことが多いようです。ですから、眼科医は3歳児検診で、これを見つけようとしています。