たくさんある関節の中で、一番よく動く関節は肩です。
肩のまわりには何があるのかな?
鎖骨(さこつ)、胸骨(きょうこつ)、12本の肋骨(ろっこつ)、肩甲骨(けんこうこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)が集まっています。右側の肩を見てみよう。
肩甲骨(けんこうこつ)は、鎖骨と接し、背中の肋骨の上に乗っているだけです。まわりの筋肉で、固定(こてい)されています。
上腕骨(じょうわんこつ)も、肩甲骨のくぼみにすこしはいりこんでいるだけで、づれやすい状態です。
づれやすいほど、いろいろな動きができるのです。
骨と骨をつなぐ靭帯(じんたい)はどこにあるかな?靭帯は黄色で示しました。
肩のまわりにある筋肉はどれだけあるかな? 約19個の筋肉があります。
お腹側からみてます 背中側からみてます
腕はどのように動くかな?どの筋肉を使っているかな?
主に使う筋肉は青色で示しました。
右横からみてます お腹側から見ています。  
うでをからだにつけたまま、上にあげます。
うでを体につけたまま、うしろにもっていきます。
うでをからだから右横にあげます。
アニメは背中側から見てます。
肩こりって、なああんだ???
年をとると、肩こりがひどくなります。なぜでしょう。左のアニメは右肩を後ろから見たものです。

肩甲骨(けんこうこつ)は、どことくっついているかな?
前にある鎖骨(さこつ)にくっついているだけです。胸を囲んでいる背中の12本の骨にのっかっているだけです。

上腕骨(じょうわんこつ)はどことくっついているかな?
肩甲骨のくぼみにすこしはいりこんでいるだけです。

二本足の人間は、肩甲骨と上腕骨をぶらさげて歩いているのです。
下にずり落ちないよう、背中の筋肉と首まわりの筋肉で、

手を使う仕事や手を下におろしたままでいると、上腕骨と肩甲骨を支えきれなくなり首や肩の筋肉が疲れてくるのです。特に、筋力がおとろえた場合、肩こりがつづきます。
肩こりを少なくする運動は、うでを肩の高さより高い位置にもっていくことでしょう。
肩の高さよりひくいところで、うでの運動をしてもあまり効果がないでしょう。