4.肺とは
肺について
 右の肺は、3つからできています。それぞれを葉っぱにたとえて、上葉、中葉と下葉という名前がついています。
 左の肺は、2つからできています。上葉と下葉です。重さは左右それぞれ300〜350グラムと推定されます。
 右の肺と左の肺との体積の割り合いは5:4ぐらいと推測されます。

 人が立った状態で肺は上(首に近い方)よりも下(お腹に接した部分)のほうが、ふくらむ量が多いです。アニメを見てください。また、下の図のように、立っていると、重力で肺のなかの血液は下の方に多く集まっています。肺の仕事は、空気のなかの酸素を血液に溶け込ませたり赤血球のなかのヘモグロビンに酸素をくっつけることですから、血液が多い下のほうの肺が大きくふくらむことは、血液に多くの酸素がくっつきやすいことになります。私達には、得なしくみです。
肺胞(空気中の酸素が血液中にとけたり赤血球にくっついたり、血液中の二酸化炭素が体外にでていくところ)
 生まれたばかりの肺胞の数は、およそ4500万個といわれています。大人は2〜3億個のようです。では、何歳で大人の肺胞の数になるのでしょう。8〜12歳です。小学校6年生になるまで、肺胞は増えつづけるのです。小学生の間、肺の成長を大切に見守りましょう。